このページは
プログラミング経験0だけど、ゲームなんて作れるの?
ゲーム開発を始めたいけれど、何から始めたらいいかわからない
という方のために、
私がゲームプランナーとして企業で働いていた時や、
個人でゲームを5本のゲームをリリースした経験から
悩んだり、つまずいたりしたことを振り返り、
これからゲーム開発をする方が
最短・最速でゲームを作れるよう、作ったページです。
このページを読んでいってもらえれば
ゲーム開発の経験が0の方でも、何から始めていけばいいのか、
すぐにわかるようになっていますので、
順番にお話ししていきますね。
作りたいゲームの概要を考えよう
挫折しにくいゲームのジャンルとは?
ゲームのジャンルといえば、
- ロールプレイングゲーム(RPG)
- アクションゲーム(ACT)
- アドベンチャーゲーム(ADV)
- パズルゲーム(PZL)
などなど、たくさんありますが、
初心者の方におすすめなのは、
アドベンチャーゲーム(ADV)です。
その中でも『ノベルゲーム』と呼ばれる
キャラの立ち絵を表示させて、
テキスト中心に進めていくゲームがおすすめです。
この形式のゲームは、
恋愛シュミレーションゲーム(ギャルゲー、乙女ゲー)に
多い形式になりますね^^
初心者の方におすすめの理由は
・プログラミング経験がなくてもすぐに開発可能
・制作する期間が短い
という点です。
※ただし、凝ったものを作る場合は、当然プログラミング経験もある程度必要になり、開発期間も長くなります
何故、上記2点の理由からおすすめかというと、
ゲーム開発の挫折の可能性がぐっと減るから
です。
「ゲームを作る!」
と決心したのに、いつまでもゲームが完成せず、
挫折してしまうのは
- やり方がわからなくて、ストップしてしまう
- モチベーションが下がり、ストップしてしまう
という2つになりますが、
初心者の方はまず、プログラミングでつまづいて
いくらコードを直しても動かない・・・
もうどうしたらいいのかわからないまん・・・
となったり、
また開発期間も長くなってくると
いつになったら完成するんだまん・・・
もう疲れたまん
とモチベーションを保つのも難しくなってきます。
「ゲームを開発するぞ~!」
とせっかく決心したのに、
途中で挫折してしまったら本当に勿体ないです。
自分のアイディアを、ゲームという形にしていく過程は
本当に心がワクワクやドキドキしますし、
ゲームが完成した時の達成感は、言葉では表せないほど
感慨深いものがあります。
それに、自分自身が楽しいだけでなく、
あなたが作ったゲームを他の人もプレイすれば、
ワクワクやドキドキを与えることもできるかも
しれないわけです。
自分自身も楽しいし、
他の人にも楽しい気持ちを分け与えることは
とても素敵なことだと私は考えています。
せっかくのあなたのゲームアイディア、
ぜひ、形にして世に送り出してもらえたらと思います*^^*
※ちなみに、このことについて熱く語っている(!!)記事がこちら。
@ゲームに対する信念 ※現在執筆中
おすすめのゲームジャンルの話から
少し脱線しましたが、まとめると
挫折ポイントの少ないジャンルがおすすめですよ
というお話でした。
おすすめのゲームのキャラ数やシナリオのボリューム感は?
おすすめのキャラ数とシナリオは開発期間から逆算しましょう。
結論からいうと、初めての開発の場合は
キャラ数:2人
シナリオ量:約5万文字
ぐらいから始めるのをおすすめします。
上記ぐらいのボリュームで、
開発期間半年ぐらいでゲームが完成する感じです。
※開発期間については後述します
単純に開発期間の観点
(=開発を途中で挫折する可能性)だけでいえば、
キャラ数が1人の方をよいですが、
例えば恋愛物だったら、キャラ同士の三角関係なども描けて
ぐっとシナリオにおもしろみを与えることができるので、
キャラ数2人としました。
シナリオ量の5万文字ですが、
プレイ時間で考えると、約1時間前後と考えてください。
※ボイスなしの場合
とはいえ、「ゲームを作るぞ!」
とゲームの内容を考えていると、
キャラを2人、3人・・・5人と増やしたくなったり
エンディングも1キャラにつき、最低3つは分岐して・・
など、いろいろ付け足したくなりますよね^^;
おすすめのジャンルでも触れたように、
開発期間が長くなればなるほど、
途中で開発がストップしてしまう可能性が高くなってしまうため
キャラ数やストーリーは、そのゲームの要となる、
「絶対に必要!」と思う部分まで絞り込むことをおすすめします。
開発期間が長いと挫折しやすいのはわかるけど、キャラやストーリーが少ないと、しょぼいまん
大丈夫。キャラやストーリーは、あとで追加していけばいいから
「最低限、これは削れない・・・!」
という場合は、
複数回に分けてリリースするのもおすすめです。
私自身も、初めて作ったゲームは
ボリュームが多いゲームになってしまい、
開発期間が何年もかかる感じになりそうだったので、
1章・2章・3章と3つに分けてリリースをしていきました。
開発(1年)
→リリース(モチベーションアップ!!)
→また開発(1年)
→リリース(モチベーションアップ!!)
と、分けてリリースしていくと、
モチベーションも保ちながら開発を続けられるので
何回かにわけてリリースする方法もおすすめですよ。
※元々の目的とは別になりますが、必要最低限で一旦リリースし、
あとから追加でリリースしていく開発手法を『アジャイル開発』と呼びます
実際に企業からリリースされているゲームも、
リリース後にキャラやストーリーが追加されていく形式で
開発されているゲームも多いですよね。
初心者におすすめのゲームエンジンはどれ?
下記で詳しく触れていますのでこちらをご覧ください。
ゲーム開発の手順を知ろう
シナリオ、イラスト、サウンド、、、
あれもこれもやらないといけないまん
こういう状態だと、
「で、結局何から始めればいいんだっけ?」
となってしまい、あれもこれもと、
やることに集中できなくなってしまうので
予め開発の流れを把握しちゃいましょう。
ゲーム開発の手順は大まかに下記10STEPになります。
※ノベルゲームの場合
- ゲーム概要作成
- キャラ制作
- シナリオ制作
- プロット
- 詳細内容
- システム構築
- 打ち込み
- 画像素材の作成
- イベントCG
- 背景素材
- 吹き出しなどの画面装飾画像
- 音楽素材
- BGM
- 効果音
- デバッグ
- その他
- メインビジュアル制作
- リリース準備
以上を踏まえた上で、
次の章でそれぞれにかかる時間を考えていきましょう^^
スケジュールを立てて、いつ完成出来るか目処を立てよう
ゲームがいつ完成するか、目処を立てていると
自分の開発がどこまで進んでいるのか明確にわかり、
あと2ヶ月でゲームが完成。あと一息だまん・・・!
と、モチベーションアップにも役立つので、
スケジュールも立てておくのがおすすめです。
前の章で、ゲーム開発の手順を紹介しましたが、
それぞれどれくらいの時間が必要だと思いますか?
私のこれまでの経験から、ざっと計算してみました。
前提条件として、
- 開発はイラスト制作やプログラミングなど含め、全て1人で行う
- キャラ数は2人
- シナリオ量は合計5万文字前後
- タイピング速度がWPM300(*)以上ある
※タイピング速度はe-typingで測定できます
として計算しています。
以下、それぞれにかかる開発時間です。
- ゲーム概要
- 世界観、キャラ、ストーリー 5時間
- シナリオ制作
- プロット 5時間
- 詳細内容 55時間
- システム構築 15時間
- 打ち込み 5時間
- キャラ制作
- 立ち絵 10時間 ×2体
- イベントCG 15時間 ×2枚
- 画像素材・音楽素材の検索 5時間
- デバッグ 6~12時間
- その他
- メインビジュアル制作 20時間
- リリース準備 5時間
合計168時間
もし週10時間、開発に時間を取れる場合は約4ヶ月ちょっとですが、
初めてのことはバッファを考えておくべきなので
バッファを1.5倍とすると、6ヶ月~7ヶ月と考えておいた方がいいかと思います。
「次回のコミケには出したい!」
と思ったら、ちょうど出せるぐらいの感じですね。
時間だけでは少しわかりにくいので、
週10時間開発できる場合、
それぞれの工程にかかる期間を落とし込んでみました。
<1ヶ月目>
- ゲーム概要
- 世界観、キャラ、ストーリー 5時間
- シナリオ制作
- 骨組み 5時間
- 詳細 15時間
- システム構築 15時間
<2ヶ月目>
- シナリオ制作
- 詳細 40時間
<3ヶ月目>
- キャラ制作
- 立ち絵 10時間×2体
- イベントCG 15時間×2枚
<4ヶ月目>
- 打ち込み 5時間
- 画像素材・音楽素材の検索 5時間
- 立ち絵 10時間×2体
- イベントCG 15時間×2枚
<5ヶ月目>
- デバッグ 6~12時間
- リリース準備 5時間
- (メインビジュアル作成 20時間)
<6ヶ月~7ヶ月目>
予備期間(バッファ)
全て一人で開発する場合は、
キャラ制作などのクリエイティブ部分で
かなり時間を取ってしまう可能性が高いため
先にゲームの骨格だけ作って、動くものを先に作ってしまう方が
モチベーションが保ちやすいと考えております。
ただ、
「始めにイラストがあった方がやる気が出る!」
「むしろイラストは早く描ける方!」
という方は、開発の始めの方へ持ってきてもいいと思います。
以上、スケジュールを立てる時に、参考にしてみてください^^
よくある質問集
アイディアが思いつかない・まとまらない
ゲームのアイディアを考えている時って、
ゲーム開発の中で、一番楽しい時間と言っても
過言ではないくらい、胸がワクワクする時だと思いますが
ありきたりなアイディアでつまらない感じがするまん
なんとなくアイディアはあるけど、うまくまとめられないまん
と困ることはありませんか?
そんな時はこちらをどうぞ。
上記の記事では、
アイディアを広げるためのポイントや
広げたアイディアをどう1つにまとめていくか説明しています。
こちらを見ていただければ
アイディアで、いつまでもモヤモヤすることなく
よーし、早速シナリオやキャラ制作に取り掛かるぞ~
時間が取れず、制作が進まない
仕事やバイトの残業、友人との付き合い、SNSなど、普通に生活していると、
他の用事で1日がどんどん埋め尽くされていってしまいますよね^^;
おまけに、特に今は情報化社会で、
スマホ一つで、いろんな情報を得ることができます。
少しスマホを見れば、
自分の興味が惹かれる情報がたくさんなので、
普通に生活していると、いろいろな『やりたいこと』振り回されて、
気がつけば
もうこんな時間!?今日一日、何をしていたんだろう・・・
となることもあるかと思います。
そんな時はこちらの記事。
@必要じゃないことはやらないの選択に関する記事(執筆中)
こちらを読んでいただければ
日々やりたいことで埋め尽くされて
「何もできなかった・・・」
と自己嫌悪に陥ることがなくなるかと思います。
よかったら参考にしてみてください^^
今までも開発しようと思ったが、途中で挫折した
ゲーム開発を始めると決めた当初は、
よ~し、やってやるぞ~
とやる気の炎がメラメラと湧いている状態なのに、
その炎も時間が経つにつれ、
いつの間にか消えていってしまう・・・
そんな方はこちらの記事を読んでいただければと思います。
私はプライベートでゲーム開発を何年も続けて
実際にゲームも5本リリースしていたので、
よく周りの方から
「かがやさんの一つのことをやり続ける力ってすごいよね」
と言って頂けることが多かったので、
参考になることがあるかなと感じ、まとめてみました。
よろしければ、こちらも参考にしてみてください^^
こんにちは
こちらの記事(https://ykagaya.com/beginner/startguid/)を拝見いたしました。
ゲーム制作に必要な過程が分かりやすくまとめてあり、参考になります…!
なあこさま
初めまして、コメントありがとうございます!
記事、参考になったとのことで大変嬉しく思います!
これからもどんどん更新していきますので、どうぞよろしくお願い致します。